活動内容トリプルリスク啓発セミナー開催

青森市でのセミナー実施状況

8月21日（火）にトリプルリスクを考える会主催、青森県民生活協同組合共催による「トリプルリスクケアフォーラム」が青森市で行われました。テーマは「脱・短命県」。岡部正先生によるトリプルリスクとその対策方法に関する座学の後は、調理室に席を移し、青森県栄養士会の成田茂子先生から手ほどきを受けながらのトリプルリスク解消レシピ・青森版3品の実践も。耳だけでなく、目と味でも学ぶ貴重なセミナーになりました。
開催された会場が大学の教室と調理実習室ということもあってか、学生のように熱心にお二方の講義を聴講されていました。

岡部正先生からは
青森県の塩分摂取の多さも指摘
成田茂子先生による
実践！トリプルリスク解消レシピ
参加者がつくった
トリプルリスク解消レシピ

20歳の頃より10㎏以上 増えた人、ご用心！: 人間の骨や筋肉といった体格は、20歳のころまでにすべて出来上がるそうです。つまり20歳を超えてから増えた体重は、よほど特別なトレーニングをしている人以外は、ほぼ脂肪が増量したもの。20歳から10㎏も脂肪を増やした人は、特にトリプルリスクに気を付けてください。

塩分・糖分・脂肪分、 3つ同時に配慮を！: 糖質制限を目指してお肉をたくさん食べると脂肪分をたくさん摂ることになります。ヘルシーメニューに気を配り、豆腐や納豆、お魚だ！とチャレンジしてみてもお醤油や塩をかけすぎては何にもなりません。
塩分・糖分・脂肪分の3つをちゃんと意識することが大切です。

だしを使って 塩分量を減！: 調味料として不可欠な塩は、ついつい何にでも使ってしまいがちですが、たとえば、お肉のつけダレにも、塩の代わりに“だし”を使うことで、だしの旨味を活かし、塩分量を減らすことができます。
ちなみに塩分摂取の多い青森県では県をあげて「だし活」実践中です。

長野県でのセミナー実施状況

長野県では7月30日（月）に「トリプルリスク啓発セミナー in 長野」を開催。トリプルリスクに対する警鐘だけでなく、長野県健康福祉部健康増進課や長野県栄養士会会長にもご登壇いただき、長野県の健康課題やトリプルリスク×信州ACEメニューのポイントについてお話いただきました。
当日は、平日にも関わらず多くの人が詰めかけ、用意していた席は満席に。栄養士会にご考案いただいたトリプルリスク解消メニューの試食も大好評でした。

すぐに満席になった会場
熱心に耳を傾ける参加者の皆様
大人気のトリプルリスク解消メニュー

ウエストが身長の 半分を超えたら要注意: メタボリックシンドロームの診断基準の一つが腹囲。男性は85cm以上、女性は90cm以上ですが、目安として身長の半分を意識してください。たとえ腹囲に問題がなくても、血圧・血糖値・中性脂肪の数値も忘れないこと。「メタボ＝太っている」ではありません。

ご長寿県でも、 働き世代はリスク大: ご長寿県といわれる長野でも働き盛り世代の心疾患・脳疾患の死亡率が全国平均より高くなるそうです。その解決も目指して長野県では信州ACEプロジェクトに取り組み、世界一のご長寿県を目指しています。

食材は大きめにカット: 食材を大きめにカットすることで、よく噛むようになり満腹感が増すことになります。食材の表面積が多くなるため、ドレッシングなどの調味料も少なくて済みます。鮮度の良い旬の食材の持ち味を生かせば、調味料控えめでも十分においしくなります。

那覇市でのセミナー実施状況

那覇市では8月8日（水）にトリプルリスクについて医師と管理栄養士がライブトークを行う「沖縄型健康経営トレーニングパーティvol.2」を開催。那覇市版トリプルリスク解消メニューを考案した管理栄養士の伊是名カエさんと、沖縄で産業医としても活躍する田名毅医師に働き世代のトリプルリスクについて解説していただき、ライブトークでは参加者も巻き込み全員で健康課題について議論しました。
当日は、企業の経営者や健康管理担当者が多く参加し、働き世代の健康改善に役立てようと熱心にメモを取る人も多くいました。また、ランチとして振舞われた「トリプルリスク解消メニュー」も大好評でした。

会場は琉球八社のひとつ「沖宮」
参加者も巻き込んだライブトーク
大好評だったトリプルリスク解消ランチ

健康診断はベストの 状態での測定結果: 健康診断を受ける何日か前だけ節制したり、胃の検査のため食事を抜いて臨んだりと、健康診断はあくまで「ベストな状態」の結果。食後だけ中性脂肪の値が上がってしまう「食後高脂血症」や甘いものを食べると血糖値がすごく上がってしまう「隠れ高血糖」などは見逃されてしまうケースがあります。

炒めずに レンジでチン！: 炒めるという調理方法だとどうしても油が必要になりますが、レンジでチンすればその分の油がカットできます。調理工程を工夫することで、調味料を減らしても十分においしくなります。

風味で料理に アクセントを: お酢や香辛料で、酸味・辛味・清涼感などをプラスする事で、調味料を減らしてもしっかりとした味付けになります。那覇市版のレシピでは、沖縄名産のシークヮーサーなどを活用しています。